レジオネラQ&A

レジオネラ属菌やレジオサーチについてよく寄せられるご質問をQ&A形式でご紹介します。こちらに掲載していない内容でご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

  • レジオネラ属菌について
  • レジオサーチについて

レジオネラ属菌について

レジオネラ属菌はどうやって感染するのですか?

レジオネラ属菌の主な感染経路は「エアロゾル」という、目に見えないほど細かな水滴です。ジャグジーやバブルジェット、打たせ湯、シャワーなどで霧状になった水滴(エアロゾル)が吸引により肺に入り込むことで、レジオネラ症を発症することがあります。

レジオネラ属菌の中でレジオネラ症の発症リスクが高いのは何ですか?

レジオネラ属菌は現在、50種類以上が知られており、その代表例は以下のとおりです。

  • ニューモフィラ1~6群
  • ボゼマニイ
  • デュモフィ
  • ゴルマニイ
  • ミクダディ

この中でも、海外の文献や国内の症例において、レジオネラ症患者から検出されるのが多いのはニューモフィラ1群です。

レジオネラ症にかかるとどんな症状があらわれますか?

レジオネラ症の症状には「レジオネラ肺炎」と「ポンティアック熱」というふたつの種類があり、レジオネラ肺炎の場合は死亡リスクを伴います。

レジオネラ肺炎 ポンティアック熱
風邪のような症状からはじまりますが、数日後に高熱や悪寒、筋肉痛、吐き気、意識障害などを引き起こし、重症になると死に至るケースもあります。 突発的に発熱や悪寒、筋肉痛などが生じますが、数日で治るケースが大半です。

レジオサーチについて

公定法のレジオネラ属菌検査(培養法)の代わりになりますか?

いいえ。レジオサーチによる検査は、行政が定める検査に代わるものではありません。日常の自主検査としてご使用ください。

レジオサーチで検査できるレジオネラ属菌は何ですか?

レジオサーチでは、レジオネラ属菌の中でも毒性が高いと考えられるニューモフィラ1群を検査できます。

レジオサーチの検査時間を教えてください。

レジオサーチの判定方法には1段濃縮と2段濃縮の2種類があり、1段濃縮法の場合は約1時間、2段濃縮法の場合は約3時間で検査が完了します。

レジオサーチの取り扱いに資格は必要ありますか?

いいえ、必要ありません。どなたでも手にしてすぐ、簡便に検査できます。

レジオサーチでの検査結果は保健所へ届け出なければいけませんか?

いいえ。レジオサーチでの検査は自主的に行うものですので、検査結果を保健所へ届け出る必要はありません。

陽性反応が出たときはどうしたらいいですか?

当社では、レジオネラ属菌消毒法「Flip-Flap」の導入をサポートしています。レジオサーチでの検査で陽性反応が出た場合には、Flip-Flapによって簡単に消毒できます。なお、念のため公定法などで再検査することをおすすめします。

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